【第3回】 呼吸と姿勢~呼吸の仕組みが、私たちの身体へどのような影響を与えるのか~Body studio GRACE 北仙台
- Mayuko Miura
- 1 日前
- 読了時間: 3分

~はじめに~
前回は、「二酸化炭素は不要なものではなく、酸素を細胞へ届けるために欠かせない存在」であることをご紹介しました。
呼吸は、酸素を取り込むだけでなく、二酸化炭素とのバランスを保つことで、身体のさまざまな機能を正常に働かせています。
では、この呼吸の仕組みは、実際に私たちの身体へどのような影響を与えているのでしょうか。
肩こりや腰痛、疲れやすさ、姿勢の崩れなど、一見すると呼吸とは関係がなさそうな不調も、実は呼吸と深く関わっています。
今回は、呼吸が身体に与える影響について詳しく解説していきます。
【呼吸は全身の細胞を支える】
私たちは1日に約2万回以上呼吸をしています。
呼吸によって取り込まれた酸素は、肺から血液へ入り、全身へ運ばれます。そして細胞では栄養素とともにエネルギー(ATP)が作られ、身体を動かす力になります。
歩くこと、姿勢を保つこと、考えること、内臓を動かすことまで、私たちの生命活動はすべて呼吸によって支えられています。
つまり、呼吸の質が変われば、身体全体の働きにも影響を及ぼすのです。

【呼吸が浅くなると姿勢も崩れる】
呼吸の主役は「横隔膜」という筋肉です。
横隔膜は呼吸だけでなく、腹横筋や骨盤底筋、多裂筋などの体幹の筋肉とも連携して働いています。
そのため呼吸が浅くなると、横隔膜が十分に動かなくなり、体幹の安定性も低下します。
すると身体は首や肩の筋肉を使って呼吸を補おうとするため、
首や肩が張る
猫背になりやすい
巻き肩になる
腰へ負担がかかる
といった姿勢の乱れにつながることがあります。
姿勢が悪いから呼吸が浅くなるだけではなく、呼吸が浅いことで姿勢が崩れることもあるのです。

【自律神経にも影響する】
呼吸は自律神経で唯一、自分でコントロールできる働きです。
ストレスを感じると交感神経が優位になり、呼吸
は速く浅くなります。
また、第1回でもご紹介したように、ストレスが続くことで無意識のうちに呼吸量が増え、呼吸をしすぎてしまうことがあります。
まだ第一回目をご覧になっていない方は、ぜひこちらもあわせてご覧ください。
現代人が呼吸をしすぎてしまう原因について。詳しくはこちら▼
逆に、ゆっくりと落ち着いた呼吸を行うことで副交感神経が働きやすくなり、
身体の緊張が和らぐ
心拍数が落ち着く
リラックスしやすくなる
睡眠の質の向上につながる
といった変化が期待できます。
ヨガやピラティスで呼吸を大切にする理由もここにあります。
【GRACEでは呼吸を大切にしています】
Body studio GRACEでは、「運動すること」だけを目的にはしていません。
身体を本来の状態へ近づけるために、まず呼吸を整えることも大切にしています。
呼吸が整うことで姿勢が安定し、身体が動きやすくなり、レッスンの効果もより引き出されやすくなります。
肩こりや腰痛の改善、姿勢改善、疲れにくい身体づくりを目指すうえでも、呼吸は欠かすことのできない土台なのです。

~まとめ~
呼吸は酸素を取り込むだけではなく、姿勢や自律神経、筋肉の働きなど、私たちの身体全体に影響を与えています。
普段は無意識に行っている呼吸ですが、その質を見直すことで、身体は少しずつ変化していきます。
まずは、「しっかり吸うこと」ではなく、「自然で無理のない呼吸」を意識することから始めてみましょう。
~次回予告~
次回は、「呼吸の主役筋である横隔膜」について詳しく解説します。
・横隔膜はなぜ姿勢と関係するのか?
・インナーマッスルとのつながりとは?
・体幹が安定すると呼吸はどう変わるのか?
など、GRACEのレッスンでも大切にしている「呼吸と体幹」の関係について、わかりやすくご紹介します。
ぜひ次回もご覧ください。
~参考資料~
・厚生労働省e-ヘルスネット
・厚生労働省
・日本呼吸器学会
・ASI AppliedSensorimotolntegration
*執筆者*
三浦 真由子




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