top of page

乗り物酔い

執筆者の写真: ASAMI TakahashiASAMI Takahashi

Body studio GRACE乗り物酔いについて
Body studio GRACE乗り物酔いについて

乗り物に乗ったときや空中ヨガで逆さまになったとき、

「クラクラする」「酔ったみたい」と感じることがありませんか?

これには、三半規管・耳石・前庭小脳 という3つの器官が深く関係しています。



① 三半規管(さんはんきかん)とは?

三半規管は、耳の奥にある3つの半円形の管で、回転や傾きを感知するセンサー のようなもの。頭が動くと、三半規管の中にあるリンパ液が流れ、その動きを脳に伝えます。


🔄 三半規管が関わる動き

  • 頭を振る

  • 体をひねる

  • 空中ヨガで逆さまになる

空中ヨガで「頭がフワッとする」「バランスが取りにくい」と感じるのは、三半規管がいつもと違う刺激を受けるためです。


② 耳石(じせき)とは?

耳石は、直線的な動き(上下・前後)を感知する 器官です。耳石器の中にある小さなカルシウムの粒(耳石)が、動くことで脳に「今、体がどの方向に動いているか」を伝えます。


🚗 耳石が関わる動き

  • 車や電車が加速・減速するとき

  • ブランコのように前後に揺れる動き

  • 空中ヨガで上下にスイングするとき

空中ヨガのブランコのような動きで「乗り物酔いみたいな感覚」になるのは、耳石がいつもと違う刺激を受けるためです。


③ 前庭小脳(ぜんていしょうのう)とは?

前庭小脳は、三半規管や耳石からの情報を処理し、バランスを取る役割 を持っています。脳の中でも特に 姿勢や運動の調整 に関わる部分です。


🧠 前庭小脳が関わること

  • 体のバランスを保つ

  • 目と体の動きを調整する

  • 空中ヨガでスムーズにポーズをとる

初めて空中ヨガをすると、前庭小脳が新しい動きに適応しきれず、「バランスがとりにくい」と感じることがあります。でも、繰り返し練習することで、前庭小脳が動きを学習し、スムーズに動けるようになります。



乗り物酔いやクラクラしないためのポイント

ゆっくり動く

三半規管や耳石が急に刺激されると脳が混乱するので、ゆっくりした動きで慣らしていくことが大切。


目線を固定する

遠くの一点を見つめると、視覚と平衡感覚のズレが少なくなり、クラクラしにくくなります。


深呼吸をする

自律神経を整えることで、前庭小脳の働きが安定し、乗り物酔いやめまいを予防できます。


水分補給をする

軽い脱水状態でも平衡感覚が乱れやすくなるため、こまめに水分をとるのも大切です。


普段からの運動を心がける

床でのヨガ、ピラティスなどで転がる動きや、軽いジョギング(頭が揺れるため)で予防できます。


まとめ

乗り物酔いや空中ヨガでのクラクラは、三半規管・耳石・前庭小脳のバランスのズレ で起こります。

特に、逆さまのポーズや揺れる動き では、普段とは違う感覚刺激が入るため、最初は酔ったように感じることも。

でも、繰り返し行うことで前庭小脳が適応し、心地よく楽しめるようになります!

それでも心配な方は、市販の酔い止めのお薬を服用するのもおすすめです!

乗り物酔いしやすい人も、ゆっくり慣らしていけば、空中ヨガの浮遊感を気持ちよく味わえるようになりますよ!


 
 
 

Comments


bottom of page